恋い焦がれた「ポールジロー・スパークリンググレープジュース」を大田原の斉藤酒店でみつけた
2016/07/11
別に酒飲みというわけではないのです。どちらかというとお酒には弱いというより、からっきしダメな方です。
ちょうど二十歳の時に、シティホテルのバーにアルバイト勤めをしておりました。20歳の年齢からわかるように、お酒のことなど全く分からず右に左に文字通り、右往左往していたおりに、BARカウンターの後ろ酒棚の後ろに、「バーテンダー教本」なるものを見つけました。全部3~4巻あったと記憶しているのですが、1巻がワインやスピリッツの話で、歴史や代表的な銘柄、フランスのワイン法や、ドイツのビール法などお酒のことに関して、基本的なことからかなり丁寧に書かれていいた本でした。というか酒のうんちくにはまってしまったというのが正解です。
元来、食いしん坊であった私は、お酒のうんちくに知識を吸収すると同時に、とてもおいしいそうと感じる毎日で、体質に合わないくせに、よくわからず買ってきては試して飲み、ぶっ倒れていました。
やはり体質に合わないものは無理に飲まないことに決めたのですが、酒のうんちくはとても楽しいもので、ついつい、そのような散文に出あうとなぜかニヤついて目を通していました。
ブランデー「ポール・ジロー」
先に申しあげておきます。飲んだことはないのですが、とても興味を持っていたブランデーです。
ジロー家のコニャックが貴重なのは、ジロー氏がコニャックに対して抱き続ける「コニャックは自然の賜物」という考えに集約されています。大手メーカーが機械化されているのに対し、彼は全てのブドウを一つ一つ手で摘み、品質を確認します。イーストを用いて時間を短縮した醸造ではなく、逐一ようすを確認しながらブドウを自然に発酵させます。また、一括して大量に蒸留するのではなく、片時も目を離さず樽に詰めるタイミングを計ります。彼自らが全ての工程を手掛け、膨大な時間と労力をかけながらていねいにコニャックを生産しています。
このブランデーの興味深いところは、シングルモルトだということです。
「シングルモルトのブランデー」この一言で飲みたくなりますよね。
ここまで書いていて、飲んでいないので大変申し訳なく思いますが話はココからです。
BARレモン・ハート20巻「ポール・ジローのあかちゃん」
BARレモン・ハート20巻「ポール・ジローのあかちゃん」という話の回に、今回紹介する「ポールジロー・スパークリンググレープジュース」が登場するのです。
以前から知っていた、ブランデーの「ポールジロー」に原材料のブドウと同じものをジュースにしたのが、「ポールジロー・スパークリンググレープジュース」です。
レモンハートの話のなかでは、コニャックの「ポールジロー」を飲みながら、チェイサーとして「ポールジロー・スパークリンググレープジュース」を飲むというくだりがあります。
このことは、
著名なシングルモルトを、その仕込み水で水割りを作って飲むような贅沢
と表現しておきましょう(試したことないけどorz)
この本を読んだのは、出版年数を見ると2004年なので、今から12年前ですね。ブランデー「ポールジロー」は飲めないと諦めていたのですが、「ポールジロー・スパークリンググレープジュース」は酒が飲めない私でも味わえるので、東京に出たときはのいくつかの酒店を捜し歩いたことを覚えています。
ネットの情報もまだそんなに充実しておらず、手がかりもなかったのでどこに行っても見つかりませんでした。
偶然にも12年後に大田原の斉藤酒店で初めて出会う
そんなこともすっかり忘れた2016年の梅雨の晴れ間、湿度の高さに閉口していた日に大田原市の酒店で見つけました。
お店の名前は斉藤酒店!
実は時間つぶしで入ったお店なので、何の気なしにぐるっとみてまわる感じで店内を散策しておりました。
そんな、人生油断に満ちたひと時、突然目に飛び込んできた「ポールジロー」というPOPの文字に目を疑いました。
というのも、店内のお酒はほとんどが日本酒だったので、まさか洋酒好き(正確には洋酒のうんちくが好き)が、好むようなものがあるとは想像していなかったのです。。
地方の酒屋ですから、日本酒メインの品ぞろえには特に感想はなかったのですが、多くのお酒が冷蔵庫に入れて陳列してあるので、とても誠実なお店なんだなと思っていた矢先のことだったのです。
日本酒の店に「ポールジロー?」、改めて見ると「ポールジロー・スパークリンググレープジュース」文字が、、、
なぜ、地方の、日本酒メインのお店に「ポールジロー・スパークリンググレープジュース」があるのか?
かなり素っ頓狂な声を発していたと思います。
その場で、このジュースに出会ったことの興奮を何とか伝えたかったのですが、初めて伺った店だということと、同行していた人間がいた手前、興奮を伝えたい気持ちと、こころを抑える気持ちの葛藤にえらい苦労しました。
落ち着いて話を伺うと、やはり限定数量の商品で毎年一定量の仕入れだそうです。
好きな方は、ケースで買っていかれるそうです。
ちなみにお店での価格は1本 1,360円(税別)です。
余談ですがアマゾンでしらべてみると一番安くて1,490円でした。
AMAZON ポールジロー・スパークリンググレープジュース検索
斉藤酒店は不思議なことにリアル店舗ですがネットより安いというです。
栃木県大田原市にあるお酒の専門店 有限会社斉藤酒店基本情報
仕事の途中、時間つぶしに寄ったので、写真もとれずじまいですいません。
この斉藤酒店は、周りに話を聞いてみるととても真摯に酒屋を営んでおられるようで、酒の会などのイベントも積極的に行っておられるようです。
アメブロを更新しました。 『第一回お酒の会~大那を楽しむ会~が盛大に開催されました\(^^)/』
⇒ https://t.co/u2ig1jYkM1— 有限会社斉藤酒店 (@saitousaketen4) 2016年7月4日
この店は他にもビンテージワインが、店のワイン庫に取り揃えてあり、少し拝見させていただいたところ、一つの棚にムートン・ロートシルト、ラ・トゥールなど、名前は知っていても見たことが無いボトルが並んでました!
このあたりのワインは楽天で通販で主に販売されているとの事でした。
お店のホームページ
楽天のお店 e-WINE
http://www.rakuten.co.jp/e-wine/
お店への基本情報
所在地 〒324-0047 栃木県大田原市美原1-1-7
電話番号 0287-22-2505
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